ハルフウェイ

この映画はロンバケとか、ビューティフルライフとかオレンジデイズの脚本で知られる北川悦吏子さんの初監督作品。
岩井俊二さんと小林武史さんがプロデュースしている。
映像が美しく、音楽もすごくよかった。
小樽が舞台という事で親近感がある。岩井監督と小樽といえばLove Letterが思い出される。久々に見たくなった。
ストーリーは、東京の大学を希望している彼(シュウ)と地元の大学に進学を希望している彼女(ヒロ)の話。
病気に悩むとか誰かが死ぬとかそういうのはなくて、ごく普通の地方の高校生の普通の話。
殆どがアドリブらしく、すごく自然な感じでドキュメンタリーでも見ているようなそんな感じの映画。
ヒロ役は北乃きいさん。ハルフウェイという言葉は、北乃さんがhalfway(ハーフウェー)をハルフウェイと素で間違えたのが由来らしい。映画にもそのシーンが出てくる。寄り目のシーンがはんぱなく可愛い。
シュウ役は、岡田将生さん。この前みたホノカアボーイも良かった。女の子に振り回される役がはまる。岡田さんとは誕生日が同じ8月15日。なんとなく嬉しい。
友人役の溝端淳平さんと仲里依紗さんもよかった。この二人はハチワンダイバーの二人。
先生役の成宮寛貴さんと白石美帆さんはオレンジデイズの二人。大沢たかおさんも先生役。
成宮さんはドロップで不良中学生役でこの作品では高校の先生役。役者さんて凄いなあ。
大沢たかおさんと北乃きいさんはラブファイトでも競演している。
そのせいかも知れないが、二人の会話のシーンが凄く息ぴったりで面白い。大沢さん渋い。
ヒロのお母さん役は誰なんだろう。北川さんぽく見えるけど。
出演者はそれだけの、独特な空気感の映画。

ハルフウェイ [DVD]

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