日本は諸外国に比べ生産性が低いらしい

またまた、チラ裏的な事を書きます。

結構古いデータですが
http://www.it-office.jp/office/concept.html
を見て思う所をつらつらと書いてみます。

前提

自分はIT系、それも
B to C メインで、Webサービスを展開している企業と
B to B メインで、受託の業務システム開発を行っている企業しか知りませんので
その辺の状況をみた感想です。

思う所

日本は諸外国に比べ、労働時間が長く
生産性は低いという実態があるようです。

私の知っている範囲の話ですが、サービス残業が当然のような企業では
残業に対する罪悪感のようなものは、あまり無くなってしまい
成果がでないから残業するのか、
みんなが残業しているから残業するのか、
よくわからない残業が増えてしまいがちなようです。
で結局、「とりあえずやった方がいいかもね」
くらいな作業を始めます。
どうせ残業するんだし。って話です。
これでは生産性はあがりません。
本来生産する必要の無いものを、残業して生産するわけですから
生産性があがるわけがありません。無駄を生産しているだけですから。


では、なぜ諸外国では捨てられる、この「とりあえずやった方がいいかもね」くらいな事をやってしまうのか。
それは、日本の文化としてお客様至上主義があると思います。
お客様は神様であると。
奥ゆかしい文化でよいのですが、それをビジネスの場面にいれると
「お客様が必要としているかも!」とかそういう理由で、生産をはじめてしまいます。
日本では過剰なサービスをする側も受ける側も当然と思っているために、こうなっているような気がします。
発注側からすると
決まったことだけやる下請け企業より
色々と先回りしてやってくれる下請け企業なんかの方が、便利なのは分かるのですが
下請け企業は無駄な生産の応酬を繰り広げて
残業増える・生産性減る・社員疲弊する
になってしまいませんかね。


もうそろそろ、本当に必要なものだけ作る環境になって欲しいと思う今日このごろです。

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