仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?」という本を読んだ。
35歳の妻子持ち、住宅ローンに追われる
なんだかくたびれた、サラリーマンが、大雪のせいで足止めされた
飛行場である老人に出会う所から話は始まる。
老人はサラリーマンに一言「仕事は楽しいかね?」と聞くのである。


この本、発売されたのは10年以上も前なのですが
最近、何かのブログで紹介されているのを見て、無性に読みたくなって
Amazonでポチッとしました。
感銘を受ける部分多数。
老人の言葉で特に心に残ったもの。
「今日の目標は明日のマンネリ。」
「明日は今日と違う自分になる。」
「彼らはね、他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になる事で達成しようとしているんだ。」


20代の時は毎日が楽しくて、毎日何か成長している気がしたし、充実感があったんだけど、
30代になった後あたりから、何だか充実感が薄れている
正確には病気になって、それまで拘っていた大事な色々なものを失ってからだろうか。
去年、転職して少しはマシになったんだけど、それでも毎日、後悔や反省の念がたえない。
他人と比較して、うまくやれていない自分を責めたり、病気になった事をどうしようもなく恨んだり。
そんな時にこの本に出会った。
大きな目標をたてるのではなく、毎日明日の自分が今日の自分より何かに勝っていられるような毎日を送る事にしようと思った。
それは、簡単じゃないけれど、途方もない目標にむかうよりも随分と心は楽になった。

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?